前回のコラムで、チャットGPTの経験談を共有しましたところ、予想以上の反響をいただきました。そのため、今回はその続編を書いてみました。私にとって、チャットGPTは既に有能なアシスタントとして、さまざまな場面で活躍してくれています。前回は「ジョブ型人事」というテーマでチャットGPTの印象をご紹介しましたが、今回は一歩踏み込んで、チャットGPTがどのようなことに役立つのかをお伝えしたいと思います。
以下の文章は、チャットGPTとの相談を通じて作成されました。作成の経緯については改めて記事にしたいと思いますが、まずは成果物をご覧ください。
「チャットGPT: 次世代のインタラクティブなコミュニケーションツール」
――人工知能による新たなコミュニケーションの可能性――
イントロダクション
近年、人工知能（AI）の進化により、新たなコミュニケーションツールが注目されています。その中でも、特にチャットGPTが注目を集めています。本記事では、チャットGPTの概要、機能、およびその活用の可能性について探っていきます。
チャットGPTの概要
チャットGPTは、OpenAIが開発した最新の自然言語処理モデルです。GPTはGenerative Pre-trained Transformerの略であり、大量のテキストデータを学習することで、人間のような文章生成が可能となります。チャットGPTはリアルタイムの対話形式で人とコミュニケーションを行うことができるため、インタラクティブなコミュニケーションツールとして注目されています。ただ単に質問に回答するだけではなく、会話の流れや文脈を理解し、適切な返答を生成することができます。
さらに、チャットGPTはある課題に対する回答を提供するだけでなく、その課題を解決するためにどうしたら良いかを一緒に考えて解決策に至るという共同作業ができる点が大きな特徴です。これにより、単に回答を得るだけでなく、自己成長や問題解決のプロセスを実感することも可能です。
チャットGPTの機能
チャットGPTには多岐にわたる機能があります。まとめると以下のようになります：
（1） 自然言語処理（Natural Language Processing, NLP）
（2） 質問応答（Question-Answering）
（3） 情報検索（Information Retrieval）
（4） 対話生成（Dialogue Generation）
（5） 文章生成（Text Generation）
（6） 機械翻訳（Machine Translation）
（7） 自動化サポート
（8） クリエイティブな応用
チャットGPTは自然言語理解に基づく質問応答だけでなく、会話の流れを理解し、文脈に応じた適切な返答を生成することができます。さらに、翻訳や文章の修正・チェック、情報の分類・要約・整理などの機能も備えています。また、チャットのやり取りを通じてお互いの質を高め、新しいアイデアを生み出すきっかけにもなります。さらに、特定のドメインや知識に特化したトレーニングを行うことで、専門的な知識やサービスの提供も可能です。
チャットGPTの活用の可能性
チャットGPTは、さまざまな領域での活用が期待されます。カスタマーサポートやヘルプデスクなどの顧客対応においては、自動応答システムとして活用されることが一般的ですが、教育やトレーニング、情報提供など、さまざまなコンテンツの生成にも活用することができます。組織内でチャットGPTを活用することで、社員の業務の効率化や品質向上を実現することができます。全社的な業務改善に向けてAIの活用や自動化が検討されている中で、個々の社員がチャットGPTを活用することが重要です。個々の活動が積み重なり、社員がその重要性を認識することで全体の業務改善が進むのです。このような可能性拡大のリーダーシップは社内で誰が取るべきかについても考える必要があります。Creelman Researchというみのりの北米のパートナーは、これを人事の仕事と位置付け、人事がリーダーシップを取り進めるための研修を開始しています。そうすることにより、チャットGPTが持つ可能性を全社に展開し、会社の発展に寄与することを計画しています。
まとめと展望
チャットGPTは、AIの進化によって実現した新たなコミュニケーションツールです。その機能や活用の可能性から、ビジネスやサービスの向上、効率化に大きく貢献することが期待されています。今後の技術の進展により、より高度な自然言語処理と洗練されたチャットGPTが開発されるでしょう。しかし、まず重要なのは個々の社員がチャットGPTの有用性を認識し、その活用方法を身につけることです。会社全体の自動化などの大きなプロジェクトとして展開することも重要ですが、一人一人の社員がチャットGPTを身の回りの仕事で活用していくことが、より大きな展開への足掛かりとなると考えています。
以上が成果物としての文章です。チャットGPTの宣伝のような文章となっていまが、その機能と有効性は伝わったと思います。ただしチャットGPTにはいくつかのリスク要因が存在します。冒頭触れたように次回は作成の経緯とこのリスク要因をどのように防ぐかについて触れてみたいと思います。